顔全体の鼻の形、鼻の中の状態とかをタイプごとに外と中のバランスを考慮し上でオーダメードデザインする整形方法です。
入院の必要 | 麻酔方法 | 手術の時間 |
当日退院 | 睡眠麻酔 | 状態によって |
抜糸 | ダウンタイム | |
約1週間後 | 約1~2週間 |
鼻は外の形から中の状態までを診るべきです。 顔全体を診ながら、比率とラインを考慮する前に患者様の鼻の形と鼻の中の状態も先に診る必要があります。 低い鼻、短く鼻、斜鼻、鷲鼻、団子鼻等人それぞれ鼻のタイプも違いますが、鼻の中の状態も異なります。 患者様の鼻の中の構造を正確に把握せずにデザインしたあと手術をした場合、綺麗な鼻の形を長い間維持することは難しく、また鼻の機能にも問題が起きるといった副作用も生じます。
アジア人の鼻形成術において最も主となる美容的な目的は「低い鼻筋と鼻尖を高くすること」にあります。 アジア人においては隆鼻術はインプラントに依存して鼻筋を高くする場合が多いので、インプラントの選択、 デザインと彫刻等の一連の過程が、手術後の合併症を予防する方法となります。
01. シリコン
特徴:シリコンは鼻形成において最も長い期間、現在でも最も多く使用されているインプラントです。
70年間余り、液状から固体型のものまで多様な形で長い間使用されてきたために、材料自体の発展と
試行錯誤により、ある程度検証がされているため、炎症が発生した場合、除去と矯正が容易であるというメリットもあります。
02. ゴアテックス
特徴:1972年から顔面組織の再建に使い始め、鼻形成には1990年代から使用が始められました。シリコンと共に多く使用されるインプラントであります。
ゴアテックスはその組織から微細気孔があるため、挿入後に周辺の組織に生着と癒着が成されます。ただ、シリコンに比べて炎症のコントロールがうまく出来ず、
炎症の発生を初期に認識することが難しい場合が多く、発見が遅れて深刻な炎症と鼻の変形を見せる場合もあります。
03. 寄贈真皮
特徴:検体真皮だけを採取し、特別な免疫処理と凍結乾燥などの過程を経て作られた人工真皮の一種です。
基底膜やエラスチン、血管などが保存されているため、移植後に新たに血管、神経などが形成されるので
長期的に組織が代替されるというメリットがあります。しかし一部が吸収されるため、高さには制限があるというデメリットがあります。
04. 自家真皮
特徴:自身の体から採取した真皮(大腿部または頭部筋膜)を使うため、人工インプラントに比べて合併症の発生の確立が低いと云うメリットがありますが、
寄贈真皮と同様に一部が吸収されるのと、3mm以上の高さを求める場合には不適切であります。
また、寄贈真皮と並んで、価格が高いと云うデメリットがあります。